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最近流行りのノマドワーカーとも通じるような感覚。いわゆる路上生活者とその家に、好奇心だけで一歩踏み込んで関って、こんななんですよ、と紹介している本。結果、すごく面白い。空間について考える事が好きで建築学科に入ったものの、自分が何をしたいのかぼやっとしている感じ、卒業研究を本にして、やりたいことが見つかってきたような気がするときの高揚感が、軽やかな文章で表現されている。路上生活者の家の建築物としての構造、精神構造について、著者の坂口さんは未来的なものなのではないかと感じている一方で、必ずしもそれらを咀嚼して文章として表現しきれていなかったような記述がある。大雨で川が増水したときに船にもなってしまう分解可能ハウスを見学させてもらって抱いた

それは家自体が、
「材料によって制限されていない」
のである。
「直感によって自動的に作られたものは、非常に効率的である」
これが、僕がこれらの路上生活者の家を見ていて、一番に感じたことである。

という感想がよく伝わってきた。対して、赤瀬川源平の解説は、ハイレッドセンターで無茶苦茶していたというその誇張されすぎているのかもしれない伝説に期待しすぎたためか、驚くほど面白く残念でした。

坂口恭平

http://www.0yenhouse.com/house.html