2014年3月に話題になったBICEP2実験による宇宙背景放射(Cosmic X-ray Background)の、degree-scaleでのBモード偏光パターンの検出について、6月19日にアップデート版の論文がPhysical Review Lettersに出ました。3月の論文ではPlanckのunpublished dataを用いて銀河系内の星間塵による散乱光の影響を評価して、検出された偏光パターンを説明するには全然足りないと結論づけていたのですが、今回はそのPlanckのデータは「不定性を見積もれないので使うのをやめたと」のこと。検出の有為度や解析の信頼性が低下したため、批判的な人はもはや検出ではなくなったと感じているようです。星間塵の詳細な影響評価のためPlanckのデータリリース(今年中を予定)が楽しみです(Twitterでもみんな同じことを書いていますが、データが無いとなにも分からないのでしかたないですね、、、)。

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New York Timesの記事はまじめな解説の中に以下のようなジョーク的な表現が混ざっていて、ユーモアのセンスの無い日本人が読むとまじめさが損なわれているような感じがするのですが、前向きなアメリカらしさでしょうか。

As everyone involved said at the time, however, the results needed to be confirmed; it was far too soon to book travel to those other universes.

そういえば大栗先生の以下の本を買ってあるのに、まだ読めていなかったので手をつけ始めます。
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