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半分くらいのところまで、この巻のメインテーマが何なのか明かされず、わくわくがひっぱられます。テーマがはっきりするまでには、飲み屋、釣り、自由律句を取りあげて、中年になった3人それぞれの趣味、休日の過ごし方が描かれます。本書で取り組むべき課題がはっきりしてからの、ハカセの段取り力と、ここぞというときに欠く決定力には親近感を覚えます。

それにしても、「ズッコケ中年」シリーズになってからのロングテーマの一つ、「ハカセと荒井陽子さんの関係」がどう進展するのか、他人事ながら(物語の中のことながら)ドキドキしてしまいます。著者のあとがきでも触れられているように、荒井さんの攻勢にも関わらずなかなかハッキリしない態度のハカセにやきもきした読者からは、「本当に二人のことを真剣に考えているのか」とおしかりのお便りが届くそうです。ぼくにとってもそうであるように、読者にとっては、3人(とそのクラスメイト)は子どもの頃から知っている友人のような存在です。

20141129 読了