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【超小型衛星】Chubusat-1の打上後の状況

2014年11月6日にDneprロケットによりASNAROの相乗りで打ち上げられた超小型衛星群のうち、Chubusat-1については名古屋大学のオフィシャルサイトで11/17付けで「ChubuSat-1の機能の一部が予期しない動作をしていることを確認」と記載されていました。状態を案じていたのですが、いくつかのニュースサイトでChubusat-2のステータスアップデートがなされるのに伴って、もう少し詳しい状況が公開されていました。 頑張れ!金シャチ1号=打ち上げ2カ月、機能停止-開発の中小企業、復活願う – 時事.com 金シャチ2号、来年度宇宙へ…太陽の放射線分析 – YOMIURI ONLINE 電力系(時事.comの記事に”太陽電池パネルで効率的に自己発電する機能が不調”とあるので、セルやその接続部ではなく、MPPTのための回路のことでしょうか)の不具合により、機能停止中とのことです。得られたlessonが共有されることに期待。 50kg級衛星は、人的リソース・スケジュール・コスト・試験のカバレッジ等さまざまな面で、Cubesatとの質量スケール(もしくはその数乗のスケール)から外れて難しくなりすぎているように感じます。 関連記事 【小型衛星】ASNAROの初期観測結果が公開されています (2014/12/26) 【小型衛星】ほどよし1号機のファーストライト画像 (2014/12/26)   Chubusat-1のオフィシャルサイト – 名古屋大学

【読んだ本】高城剛/サバイバル時代の海外旅行術

[tmkm-amazon]9784334035181[/tmkm-amazon] 著者の高城剛さんについては、(1)ハイパーメディアクリエータ、(2)沢尻エリカの元旦那、(3)食生活がかわっている(1日の2食は玄米にごま塩ふったものだけ食べている)、(4)便利グッズやガジェットを紹介している、という知識しかなく、(1)や(2)のバイアスによってどちらかというとネガティブなイメージを持っていました(最近は菜食主義への関心とのつながりから、(3)で少しイメージが回復してきていたので本書を手にとった、という背景)。で、そういう人は、本書をあとがきから読むのがいいかもしれません。 僕のことを、たまたまテレビの芸能ニュースで見て、きっとファーストクラスに乗って、夕方に旅行しているのだろうと思っている方も多いのではないでしょうか。そのような思いでこの本を読むと、あまりのギャップに驚いてしまうのではないかと少々心配しています。 (中略) 不思議なことに、テレビで空港にいる僕自身を見ると「セレブご来日」のように映っているので、最近はそんなもう一人の自分を自分で楽しむことにしています。 これがセルフブランディングのためのイメージ戦略なのか本心なのか、真相は分かりませんが、この本を読むとどちらかというと後者なような気がしてきます。 それで、内容について。本書の冒頭〜前半の主軸である日本の観光産業やガイドブックの批判と、海外、とくにヨーロッパの国々の観光に対するアプローチやスタイルへの賞賛は、的を射た面と、ややくどすぎる面があるので賛否が別れそう。でも、中盤〜後半の海外旅行ハウツー的な内容は、著者のイメージを塗り替えるのに十分です。ガイドブック批判と随分違うレベルで、21世紀の旅行スタイルを提唱しているのですが、その中身は、旅行に持って行くと便利なものの紹介、荷物のパッキングの仕方(衣類圧縮袋を使う!という直球)、旅行先での搭乗券の印刷方法(小型のプリンタを持って行く!という直球その2)、SIMフリーiPhoneの活用方法などなど。よくいえばプラクティカル、悪くいえば瑣末なことばかりなのですが、バックパック旅行や頻繁な海外出張の中で、本書で紹介されている小技と似たようなことをいくつも習得していた自分に気づき、すごく親近感をおぼえてしまいました。  とくに、ぼくも普段そうしている次のような生活スタイル(?)を、当時の奥さんも高城さんに実践させられていたかと思うと、「別に」と言っていた人でもなんだか微笑ましい感じがします。 出歩くときは日本円換算で2万円程度をすべて小額紙幣で、財布は使わないでそのままポケットに入れています。 そうそう、海外にいけるようになった当初は、わざわざ現地通貨用の財布を別に作っていたのですが、いつのころからかそれも面倒になってしまい、ズボンやジャケットのポケットに、クレジットカードと現金を裸のままいれています。現金が必要なときもすぐに取り出せて便利。あんまり小銭が多いとジャラジャラうるさいので、おつりはなるべくもらわないか、現地通貨保管用の封筒に入れて鞄にしまっておき、溜まったところで空港の募金箱に入れてしまいます。 次ページの写真は、左上のカードケースと、それに普段入れている中身を出して並べたものです。僕はこれらを旅行する際だけでなく、日常的にポケットに入れています。カードケースについては、東急ハンズなどの文房具コーナーで、70円ほどで売られている物を愛用しています。 (写真: クレジットカード数種類、ペン、メモ用紙、世界地図、連絡先や顔写真のデータが入ったSDカード、折り畳んだガムテープ) あ、これはぼくが使っているケースより、たくさん物が入っていますね。ぼくは無印良品のカードケース(以下の写真)に、 クレジットカード 折り畳んだ5000円札 オートチャージのPASMO ヨドバシカメラとビックカメラのカード 薬局のポイントカード を入れて、ズボンかジャケットのポケットに入れています。最近ではスーパーでもコンビニでもドラッグストアでも、ほとんど全てのお店でクレジットカードが使えるようになっているので、日常生活で財布を出すことは滅多にありません。移動中にアイデアが浮かぶことは多いので、ペンとメモ用紙も入れてもいいかもしれませんね。 ネットで検索すると、高城剛フォロワーになって財布のコンパクト化に取り組んでいる人も見かけますね。   何の感想か分からなくなってきましたが、プラクティカルな小技がまとめられているという意味で、海外旅行のハウツー本として良書だと思いました。 20150101 読了

【小型衛星】ほどよし1号機のファーストライト画像 (2014/12/26)

2014年12月26日(ASNARO衛星の初期観測結果公開と同じ日)に、ASNARO衛星との相乗りで打ち上げられた小型衛星のひとつ「ほどよし1号機」の初期観測結果がAxelSpace社のページで公開されています(東京大学、次世代宇宙宇宙システム技術研究組合からもリリースされていますが、AxelSpaceのページからはより高解像度の画像がダウンロード可能)。 ASNAROのプレスリリースと違いこちらはカラーイメージなので、より肉眼でみたイメージに近い画像になっています。とくにサウジアラビアの都市を撮影した画像は、海の深さ、船の航跡、街に張り巡らされた道のコントラストが鮮やかです。(ほどよし1号機の設計上の地上分解能(Ground Sampling Distance)は6.7mなので、ASNAROの「0.5m以下」よりは粗いのですが、その分、観測幅が27.8kmとなっており、ASNAROの10km幅よりも広いです) 今後もこういう綺麗な写真のデータがたくさん取得されるのだと思うと楽しみですね。最初に打ち上げた10kg級の2013年11月に打ち上げられたWNISAT-1では機器の故障等により残念ながらミッション不達でしたが、ほどよし1号機では沢山の成果が得られるとよいですね。 ほどよし1号機 ASNARO 打上日 2014年11月6日 軌道 太陽同期軌道 高度500km 重量 400kg 60kg 地上分解能 <0.5m 6.7m 観測幅 10km 27.8km 参考情報: ほどよし1号機の仕様 – AxelSpace ほどよし3・4号機のFacebookページ ASNARO-1の概要 –…

【小型衛星】ASNAROの初期観測結果が公開されています (2014/12/26)

経済産業省宇宙産業局のページで、2014年11月6日にロシアから打ち上げられた小型地球観測衛星ASNAROの、初期観測結果が年の瀬の12月26日にプレスリリースされています。公開されているデータは、2014年11月14~15日に撮像された、京都・東京・西之島(2014年に火山噴火で拡大したことが話題になった小笠原諸島の島)の写真です。 画像1(京都) 画像2(京都) 画像3(西之島) 画像4(東京) 詳細な分解能や撮像モードの記述がなく、画像そのものもかなりcropされているように見えるので、軌道上で実際にどの程度の性能が出ているのか詳細はわかりませんが、ともかく軌道上での観測が成功したようで、関係者のみなさまおめでとうございます。 ASNAROはJAXAの小型科学衛星シリーズ(SPRINT-A/Hisaki, ERG等)で使われているNEC社の小型衛星用バス(NEXTAR)に工学望遠鏡を取り付けた衛星です。NEXTARバスでは、データ通信インタフェースとして宇宙機内データ通信インタフェースのデファクトスタンダードの一つである「SpaceWireインタフェース」が全面的に採用されています。開発の初期の頃からウォッチしてきた衛星なので、観測が成功してうれしいです。(ASNAROは打ち上げ重量450kgなので、小型衛星の中でも重量級ですが) 参考資料: 技術実証衛星 ASNARO-1から初画像 京都・西ノ島・東京を撮影 @ SPACE ELEVATOR NEWS ASNARO衛星開発状況 @ 第三回小型科学衛星シンポジウムでの発表資料 (2013年3月7-8日) ASNRO-2衛星開発状況 @ 第三回小型科学衛星シンポジウムでの発表資料 (2013年3月7-8日)