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台湾にわたった日本人野球選手が手をだした八百長(台湾では放水 fangshui)が、彼の人生を最高で、でも主に最悪の物にしてしまい、何十人も人を殺しても生き続けなければならず、最終的に家族全員と、一人愛した女性を失う地獄ストーリー。今作も不夜城シリーズ・マンゴーレインに負けず劣らず、気持ち悪さ、爽快感、業、地獄、地獄をよく表現した作品でした。

途中で本が行方不明になったりして、ずいぶん長いこと、もしかすると1年くらいかかって読み終わりました。ともかく分厚いので再開するときにそれまでの話の流れを思い出したり、登場人物を整理したりするのが大変なのですが(登場人物の大半は中国(台湾)名)、それでも馳 星周さんの、まるで映画を見ているような躍動感のある文章で、銃撃戦やカーチェース、警察署での取り調べ、やくざ(黒道heidao)との会食が目の前で繰り広げられているような興奮を感じつつ読み進めることが出来ました。

2014年5月と2015年2月に台湾に行ってきたのですが、台湾を訪れたあとは、通りの名前や繁華街の雰囲気がより身近に感じられました。

20150220 読了