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テルマエ・ロマエの作者、ヤマザキマリさんのエッセイ。テルマエ・ロマエから、しかも映画版からしか著者のことを知らなかったので、てっきりテルマエ・ロマエにでてくる主人公のように、田舎から東京に出てきた漫画家さんなのだろうと思っていたのですが、実際は超国際的なインテリ(褒め言葉)。このエッセイでは高校生で日本を出て、その後も長いこと海外で暮らしている著者が思う、日本や日本人の特徴的なところをピックアップして、テーマごとに短くまとめたエッセイ集。ありがちな「日本のここが変だ」とか「だから日本はダメ」みたいな論調にならずに、基本的にポジティブな差異を取り上げてくれているので、読んでいて気持ちがよかったです。とくによかったのは「ぽっとんの闇が生んだ、世界最高峰トイレ文化」の項。ぼくも外国に行くたびに日本(日本人もしくはTOTOの)のトイレに対する愛を感じてきてはいましたが、この数十年でとくに日本でトイレ技術の研究開発が進んだのか、「和式便所トラウマ」から文化的な背景を考察しているのが興味深いです。

漫画版のテルマエ・ロマエも読んでみたいと思います。

20151102ごろ 読了