2017年07月30日のお話。

オーチャードロードに買い物・散歩に行く途中にあるYouth Parkという、屋外ステージとちょっとした芝生のエリアには、The Red Busというバスの模型が展示されています。日曜日になると出稼ぎのお手伝いさんたちがピクニックをしたり、子どもたちがけん玉の練習をしていたりと賑やかです。

中華系・マレー系・インド系の人たちが腕を組んでいる(=協力している)様子。

ごはんを食べている人たちはニコニコして楽しそう。

このバスのペイントにも、シンガポールの多民族共生や、前向きな社会の雰囲気の醸成に力を入れている姿勢が感じられます。すばらしい。ちょっとしたペイントなのですが、こういう表現がいたるところに(企業の広告などでも、かならず中華系だけでなく、マレー系やインド系の登場人物もピックアップされ、みんなが力を合わせて問題を解決したり、楽しい時間を過ごす)あることで、多民族のご近所さんと仲良くしたり、他の文化を尊重することが「良いこと」であり、多民族共生と調和を実現できることが「シンガポール人のアイデンティティ」として社会全体が認知するのにやくだっていると感じます。街を歩いている人も、どこか楽しそう。

シンガポールの名所と、調和の文字。車椅子の人とそうでない人がボールで遊んでいる。

そういえば、「さいとうふうふ」(20年ちかく続いているブログ)が2年半世界一周をしてから日本に帰ったら、暗い顔をして歩いている・電車に乗っている人が多いことが印象的だったと描いていました(名著「バックパッカーパラダイス」参照)。この漫画は1992年ごろの日本の話ですが、25年たってもあまり状況は変わっていませんね。マスメディアや国、大企業が協力して、もっと楽しそうな・前向きな社会の雰囲気を醸成できるといいのになぁと感じます。

バックパッカーパラダイスの終盤の一コマ。とても素晴らしい旅行漫画なので、ぜひ買って読んでみてください。世界一周に行きたくなります。