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WebExの音声会議(toll-free call-in number)にSkypeから無料でコールする

海外の企業や研究機関とテレカンファレンスを行なう際、資料の共有と音声共有のためWebExが標準的に用いられます。WebExは北米地域ではToll-free call-in numberというフリーダイヤル(和製英語)のような電話番号が用意されていて、電話もしくはSkype Out経由で音声会議に参加することができます(Skypeは北米のtoll-free numberには無料でコールできるため; 参考)。海外からの着信用に有料の番号も用意されていますが、国際電話だとすごく割高なので、Skypeが利用できる環境にいるのであれば、そちらをお勧めします。 [tmkm-amazon]B00ORKUKUY[/tmkm-amazon] 以下の要領で接続してください。 WebExの案内メールを受け取ったら、以下のような「Call-in toll-free number」の記載を探します。 Call-in toll-free number: 1-877-xxx-xxxx  (US) Skypeを起動し、ダイアルパッドを表示して、上記番号を入力してコールしてください(普段に本モードで使っていると、日本国内の番号だと思われてちゃんとかからない場合があります。その場合は先頭に+をくっつけて+1-877-xxx-xxxxとして、国番号であることを明示してコールしてください)。 接続されると、案内が流れて、カンファレンス番号 Conference ID: 123 456 7 # みたいなを入力するよう求められます(事前にメール内から探しておきましょう)。続けて、名前を名乗ってから#を入力すると、接続されます。 テレカンファレンスに慣れていない人は、事前にSkypeの確認用IDにコールするなどして、マイクがちゃんと使えているか、マイクのゲインは適切かを確認しておいてください。また、大事な点ですが、 ★★発言時以外はマイクをミュートに設定してください★★ Skypeのウインドウにあるマイクボタンをクリックするとミュートにできます。 会議用の外付けマイク・スピーカーを用意しましょう…

RubyROOTをHomebrewでインストールする

RubyからCern/ROOTが使える、めちゃくちゃ便利なRubyROOTというツールがあります。JAXAのHirokazu Odakaさんが開発・メンテしてくれています。 マニュアルビルドするには、swigやcmakeを用意する必要があるのですが、簡単にインストールできるようにHomebrewのFormulaを作って、tapに入れました。Macの人はHomebrewをインストールしてから、以下のようにしてtapを取得して、インストールすると使えるようになります。 もしROOTが入っていない場合は、 してください。   天文データを扱う人は、RubyFitsもぜひどうぞ。 でインストールできます。高エネルギー宇宙物理の人は、RubyROOTとRubyFITSを同時に使うと、C++を書かずに論文を書くのに必要なデータ解析ができるようになりますよ。 RubyROOTのサンプルコードはgithubのexamplesフォルダを見るか、HongoWikiの「RubyからROOTを使う」のページも参考にしてください。 たとえば、以下のようにヒストグラムを作成できます(write_hist.rb)。

cfitsioで16-bit unsigned integerを扱う例

cfitsioを用いたFITSファイルを生成するプログラムを書いているときに混乱したので、メモしておきます。 cfitsioはextensionとしてunsigned型の整数を読み書きする機能を提供しています。詳細はオフィシャルのユーザマニュアルの 4.4 Support for Unsigned Integers and Signed Bytes で説明されています。 要点は、カラム型としてUがuint16_tに、Vがuint32_tに対応しており、fits_write_col()するときに、TUSHORTやTUINTで値を渡すせばOKです。ヘッダーの絡む定義部に自動的に適切なTZERO/TSCALが記入され、unsigned型で読み書きができるようになります。 例題の一部を抜き出すと、 カラム定義 カラムへの書き込み 例題の全ソースコードはmain.ccからダウンロードしてください。 コンパイルは、以下のようにしてください。 実行するとsample.fitsが生成され、fv等で開くと、以下のように値が詰まっているはずです。 ヘッダ部は以下のように、TZEROとTSCALが設定されます。

物理学会・天文学会の年会 2014秋

自分用のスケジュールのまとめです。 物理学会 2014年秋季年次大会 (素粒子宇宙) 開催期間: 2014年9月18日(木)~21日(日) 会場: 佐賀大学 本状キャンパス(アクセス情報) ウェブサイト: http://www.jps.or.jp/activities/meetings/ 講演申し込み期間: 2014年5月2日(金)~5月25日(日)17時まで 概要原稿(PDF)提出締切: 2014年7月11日(金)17時必着 天文学会 2014年秋期年会 開催期間: 2014年9月11日(木)~13日(土) 会場: 山形大学 (アクセス情報) ウェブサイト: http://www.asj.or.jp/nenkai/ 講演申込期間(メール): 2014年6月10日(火) 正午~6月17日(火) 正午 高エネルギー宇宙物理関係の国際会議の開催案内は、NASA/GSFC HEASARCのAnnouncements of Upcoming Meetingsから参照できます。Thank you…

MAXIの1週間ビンのライトカーブ

理研やJAXA、多くの大学が共同で開発・運用している国際宇宙ステーションの全天X線監視装置MAXIのデータ(スペクトルやライトカーブ)は理研のオフィシャルページからオンデマンドで取得できます。 いままで知らなかったので宣伝のために書いておくのですが、オンデマンドで取得する以外に、すでに自動解析のリストに入っている天体であれば、1週間ビンのライトカーブもすぐに閲覧できるようになっています。トップページのサイドバーの「Weekly light curves」をクリックすると、天体リストが表示され、天体を選ぶとライトカーブが表示されます。 MAXI weekly light curves – http://www.maxi.jaxa.jp/obs/agn_etc/ すでにMAXIの運用も4年以上継続されていて、それなりに長いベースラインで、さまざまな天体の時間変動をみることができます。たとえば、ぼくが「すざく」衛星の公募観測(AO-8, AO-9)で長時間観測の時間をもらったものだと、次の二つが出ています。これらは、磁場をもった白色矮星に伴星からのガスが流れ込んで、白色矮星表面近くで加熱されたガスから出ているX線をとらえた物です。ブラックホールバイナリや中性子星を含む連星系と比べると、比較的時間変動が小さく、常に一定の明るさで輝くのが特徴です。 GK Per http://www.maxi.jaxa.jp/obs/agn_etc/data/J0331+439/index.html 2010年中頃にX線で明るくなったときの様子もしっかりとらえられています。 2014年度中に140ksの観測が予定されています。 V1223 Sgr http://www.maxi.jaxa.jp/obs/agn_etc/data/J1855-311/index.html コンスタントに見えていますね。こちらも2014年中に合計180ksの観測が予定されています(その一部は4月上旬に完了しました)。  

Suzaku AO-9 Accepted Target List

「すざく」第9期公募観測の採択天体リストが2/26の夜に公開されました。プロポーザル(観測提案)を出していた人は、自分の結果をチェックしましょう! ぼくはGK PerがPriority Aで140 ks、IGR J18483-0311がPriority Cで60ksでした。 Suzaku Approved AO-9 Target List

WNISAT-1が撮影した地球の縁

やや旧聞ですが、AXELSPACEとウェザーニュースが開発した小型(10kg)の地球観測衛星WNISAT-1が撮影した、地球の縁の画像が公開されています。(イースターエッグとしてEXIF情報に撮影場所の情報が入ってないかと期待して見てみたのですが、入っていませんでした(当たり前か、、、)) 衛星の諸元が載っている宣伝用のPDFも公開されています。小さくても自律して動作する機械は、こころ惹かれますね! 全然関係ないですが、http://www.axelspace.com はWordpressで管理されてるんですね。Wordpress好きとしてはとても親近感を覚えます。

XMM-Newton AO-13 Result

ヨーロッパのX線天文台XMM-Newtonの第13期の国際公募観測の選定結果が以下のウェブサイトで公開されています。 XMM-Newton AO-13 Accepted Observations 個人的には、Koji Mukaiさん(NASA/GSFC)のV1223 SgrがXMM-NewtonのRGSとNuStarの同時観測になっていること、Kenji Hamaguchiさん(NASA/GSFC)のEta CarもNuStarとの同時観測になっていることがエキサイティングです。 ぼくも応募しようと思っていたのですが、今回はちょっと間に合いませんでした。次回の公募にはぜひ出したいです(伝え聞いた話では、ヨーロッパのレビュワーの一部には「日本人もSuzakuばっかりやってないで、もっと応募がしてくれればいいのに」という意見があるようです。ASTRO-H/SXSに向けても、既存のグレーティング検出器を活用して高分解能スペクトル観測・解析の技術を磨いておく必要がありそうです)。

RubyからGnuplotを使ってグラフを描画・保存する例

Rubyでグラフをプロットする方法をいろいろ調べていますが、matplotlibやflot、protovis/d3.jsに匹敵するようなネイティブのプロッティングライブラリはないんですね。これまで何名かが挑戦しているようなので、これから参戦するのも大変そうです。 とりあえずgnuplotラッパーを使ってみました。他のウェブサイトのサンプルでは、set terminal/set outputでファイルに保存する方法が書かれていない物が多かったので、以下に例をあげておきます。 インストール gemで一発で入ります。 グラフをプロットし、Postscriptで保存する例 基本的に、set系のコマンドは という形式で指定します。 線種やkeyを表示するか等のグラフオブジェクト個々の設定は、DataSetを作成して渡すときに指定します(以下の例だとGnuplot::DataSet.new( [x, y] ) do 〜 endの内側)。 上記の例をyx2.rbとして保存し、以下のように実行すると次のような図が保存されます。 生成される図 [tmkm-amazon]4797372273[/tmkm-amazon]

ROOT Version 6のベータ版公開

最近あまり情報についていけていませんでしたが、ROOTのメジャーアップデート版であるVersion 6のベータ版が2013年12月に公開されていたようですね。 何と言ってもVersion 5系からの一番の違いは、CINTからLLVM/clangベースのClingへとC++インタプリタが置き換えられたことですね。CINTも、それが最初に作られた時代のことを考えるとひじょうにすぐれた仕組みでしたが、LLVMの登場とC++1x系のサポートを考慮していよいよ移行となり、感慨深いです。 すでにROOTのgitレポジトリのmasterはVersion6系に切り替わっているとのことで、gitで以下のようにcloneすると取得できます。 Version 5系のソースコードが欲しい人は、以下のようにブランチをcheckoutしてください、とのこと。 ROOT Version 6 beta 1