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読んだ本 – 2019年10月

Andrew “bunnie” Huang/”The Hardware Hacker” 会社の行き帰りのバスの中で読了(今年の9月はhazeがひどかったのでバス通勤していた)。シンガポールに住んでいるの本。counterfait SDカードの話と、DIYラップトップの話が面白かった。深圳の発展、中国式のオープンイノベーションの総論、ハードウエアスタートアップがどのように中国の工場と付き合うべきかの各論考は、Youtubeに公開されている彼のビデオ(例)でも触れることができます。Wiredの深圳特集のビデオもおすすめです。 能町みね子/「お家賃ですけど」 久々のアメリカ出張中に読了。神楽坂の古いアパートに住んでいた時代の、住まいについてのエッセイ。2000年代の雰囲気を感じる文体。 下川裕治/「世界の超長距離列車を乗りつぶす」。

シンガポールの図書館の利用申請

BugisのNational Libraryで、シンガポール在住3年目にしてようやく、念願だった利用者登録。 デジタル化が進んでいて有人のカウンターがないので、図書館のスタッフの人に声をかけて、登録したいんですと伝えると申込用紙を渡してくれます。名前や連絡先を記入したら、5分くらいでカードが貰えます。あとはeKiosk(貸出処理用の端末)にカードをかざして、登録料の支払い(登録料SGD10.5と年会費SGD42.8の合計SGD53.3)をNETSで済ませればカードが有効化されて貸出につかえるようになりました。 夜、SomersetのLibrary@Orchardに行って、最近ハマっているダンボール工作の写真集を借りてきました。 Note: Chinatown Pointの中にあるLibrary@Chinatownだけは、カードの作成ができないそうです。オフィスの近くにあるので最初に行ってみたらBugisか他の図書館に行ってねとのことでした。

【読んだ本】石ノ森章太郎の物語

石ノ森章太郎の作品のうち、自身が登場するお話をまとめたもの。文庫版「トキワ荘の青春」で読んだストーリーが漫画化されている。本当に会ったのか、フィクションなのか境目が分かりづらい、ミステリー風のお話もあります。

【読んだ本】石ノ森章太郎とサイボーグ009

最近石ノ森章太郎にハマっていて、3月に日本に帰ったときに何冊かまとめ本を買ってきたうちの一冊。009自体は、中学生か高校生くらいのときに少し読んだだけで、そのときはあまりグッと来なかったけど、この作品を描いた背景(姉が亡くなって、漫画を描くのを一旦やめて、世界一周旅行にでかけた話)や、ストーリーの幅広さ・深さがわかりました。原作を読んでみます。

【読んだ本】丸 幸弘/ミライを変えるモノづくりベンチャーのはじめ方

リバネスを立ち上げた人の本だった。ものづくりとベンチャーのすすめ方を、具体論から一般化した枠組みのようなものを紹介してくれることを勝手に期待して読んだのですが、そういう内容はなくて、以下のような不満点が残りました。 精神論を説いている章が多い 身内の紹介・自慢話レベルの挿話が多い(古市憲寿「僕たちの前途」と似たような感じ) 自分の場合にうまくいった方法を、一般にうまくいく方法として押し出しすぎ  

【読んだ本】藤井青銅/「日本の伝統」という幻想

相撲がどうやって「国技」の地位を(たまたま)獲得できたか、「伝統」から退場させられそうになる危機を、自信をどう変容させて乗り切ってきたかの話が面白い。オードリーがオールナイトニッポン中に言及する著者の様子から想像した、おじいさんというイメージよりも軽妙な書きことばが読みやすかった。

「冒険投資家ジム・ロジャーズ 世界バイク紀行」/ジム・ロジャース

2011年くらいに大学院の卒業祝いか何かで森田くんにもらった文庫版を、日本の帰省中とシンガポール帰国後の時間をつかって、いまさらながら読了。ウォール街の投資家だった著者が、バイクで世界一周して各国の情勢や投資対象たりえるかをみてまわった旅行記。大学時代に歴史を勉強した知識が存分に反映された解説が効いているので、バックパッカー旅行記とは全然違った深みのある内容。1990〜1991年現在の情勢について書かれています。各国政府・国際機関の取り組みの正誤に対する本質的な指摘は、ほとんどが現在もそのまま通用するものになっており、昔のことが書かれた本という感じが全然しません。最近技術系の本ばかり読んでいたので、歴史・経済の話題が頭によい刺激になりました。 この投稿を書くためにWikipediaの著者のページをみたら、2007年からシンガポールに住んでいるとのこと。なるほど。 20180615 読了

日本帰省中に読んだ本

日本(東京)にいる間、電車移動が多かったので、時間を見つけて本を読みました。 「六本木」には木が6本あったのか?」/谷川 彰英 (羽田空港で購入) 残念ながら文章が上手ではなくて、読みづらかった。新出の用語や文献は初出時にルビをふったり発行年代・著者・説明の注記をつけるのが書籍や論文(著者は筑波大の先生だった人)のルールなのに、それが守られていなくて、パラグラフを行ったり来たりしながら読まないといけない。 各セクションの導入と結末がぜんぜんあっていないところが散見される。「〜の謎に迫ってみよう」と導入しておきながら、文章の最後が関係ない話で終わってしまう。 重複した文が2回登場するところがある。 組版の質が低い。たとえば、比較すべき2つの地図が、あろうことかページをまたいで、しかも違うサイズで挿入されている(2つの図を見比べられない)。残念。 校正の質が悪いのか? 「インテル8080伝説」/ 鈴木哲哉 (紀伊国屋書店本店で購入) レトロコンピューティングに興味がでてきたところで、新宿の紀伊国屋書店で偶然見つけて興奮して買った本。 インテルの初期のCPU(筆者の定義で「世界で最初のマイクロプロセッサ」)である8080の開発の経緯や普及のしかたを解説したあと、実物を市場で発掘して、自分で組んだ回路で動作させてみる過程を説明する。文章が上手で、すごく読みやすい。 ぜんぜん一般の人向けではない内容です。  「モトローラ6800伝説」/ 鈴木哲哉 (紀伊国屋書店本店で購入)  8080の本と一緒に購入。こちらは(筆者の定義で)「世界で2番目のマイクロプロセッサ」であるモトローラ6800の開発の歴史と、実機を動作させるまでの過程を紹介する本。 アセンブラのソースがたくさんでてきます。 Hackadayとかでレトロコンピューティングの記事を楽しく読める人にはぜひオススメ。  Dr.STONE 1巻/2巻 / Boichi, 稲垣 理一郎 漫画家の友人(大河)の最近オススメのマンガ。 人類が石化して文明が一旦止まったあとの世界で、科学技術を復活させつつ、強い敵と戦うお話。楽しく読めました。完結するか、10巻くらいまで発行されたら続きを読みます。

【読んだ本】Ben Horowitz/Hard Things

NetscapeのMarc Andreessenとベンチャーキャピタルをやっている人の、起業とそれにまつわる体験から得た教訓の本。自叙伝的な感じで、ドットコムバブルの当事者だった人たちがどんな感じで働いていたかがわかります。ベンチャー起業が大きくなったときにおこるいろいろな問題(社内の制度・人材の問題)は、ずっと昔も、ドットコムバブルのときも、今もぜんぜん変わっていませんね。 日本に帰ったときに単行本で買ったのですが、Kindleだと1000円くらい安いのか。  

【読んだ本】前野ウルド浩太郎/バッタを倒しにアフリカへ

半年ほど前に、榎戸さんがTwitterで紹介していた、元京大白眉の昆虫研究者のエッセイ(?)本。9月に日本に帰省したときに家族が買っていて、12月のアメリカ出張のときに借りて読んでみました。Amazonのレビューでも大絶賛されているように、文章がほんとうに上手です。昆虫の研究と、天文や物理の研究のスタイルの違いを楽しみつつ、分野をこえて共通する有期雇用のポスドク研究者の葛藤に相槌をうちながら、あっという間に読めてしまいしました。 バッタ大量発生の全貌を解明と食糧危機を引き起こさない防除手法の開発は、この本だけでは全然終わらないテーマなので、今後の発展に期待ですね。 白眉で同僚の前野さん@otokomaeno175 の「バッタを倒しにアフリカへ!」を機内の読書でもってきたら、面白くて一気に読んでしまった! アフリカの冒険話、研究への考え方、京大の白眉の話なんかも出て、楽しいひと時でした!!https://t.co/gcvmxu0vki — Teruaki Enoto (@teru_enoto) May 31, 2017