New Orleansに行ってきました
2017年12月9〜15日に、アメリカ ルイジアナ州のニューオリンズに滞在しました。会社の出張でAmerican Geophysical UnionのFall Meeting(年一度の大きな講演会)に参加するのが目的です。
Spireとしての発表は、
Spire’s 3U CubeSat GNSS-RO Constellation for Meteorological and Space Weather Applications Vu Nguyen 1, Timothy Duly 1, Dave Ector 1, Vladimir Irisov 1, Oleguer Nogues-Correig 2, Linus Tan 3 and Takayuki Yuasa 3, (1)Spire Global, Inc., Boulder, CO, United States, (2)Spire Global, Inc., Glasgow, United Kingdom, (3)Spire Global, Inc., Singapore, Singapore
(SpireのCubesatコンステレーション(衛星群)による、GNSS掩蔽 (GNSS Radio Occultation)を用いた気象・宇宙天気データの観測)の共著でした。”Science Observations Enabled by New Advances in Small Satellite Capability and Technology“という、小型衛星の科学利用に関するセッションでの口頭講演です。「すでに50機以上打ち上げている」「NOAAの商業データパイロットで唯一データを提供できた」「COSMIC衛星群と同レベルの質のデータを提供できる」など、聴衆にとってインパクトのある結果を発表できました。
たまたま、同じAGUで榎戸さん・和田くんなどと進めている雷雲ガンマ線観測実験(GROWTH実験)から、和田くんの口頭発表もありました。2015年から進めているガンマ線検出器の小型化・分散配置の概要と、11月にNatureに掲載された「雷で光核反応(中性子・陽電子が出る)」(Enoto et al. 2017, Nature; Read-onlyですがフルテキストがSharedItのリンクから読めます)の論文の観測・解釈の結果を発表しました。手前味噌ですが、発表中の聴衆の聞き入り具合からすると、雷雲・雷放電の高エネルギー現象のセッションで一番インパクトがあった発表だったのではないかと思います。
Initial results from a multi-point mapping observation of thundercloud high-energy radiation in coastal area of Japan sea Yuuki Wada1, Teruaki Enoto2, Yoshihiro Furuta3, Kazuhiro Nakazawa3, Takayuki Yuasa4, Kazufumi Okuda3, Kazuo Makishima4, Toshio Nakano4, Daigo Umemoto5, Harufumi Tsuchiya6 and GROWTH Collaboration, (1)The University of Tokyo, Tokyo, United States, (2)Kyoto University, Kyoto, Japan, (3)The University of Tokyo, Tokyo, Japan, (4)RIKEN, Wako, Japan, (5)RIKEN, Kobe, Japan, (6)JAEA Japan Atomic Energy Agency, Toki, Japan
以下、現地で撮影した写真を何枚か。