論文管理 - Bibtexを使ってReferenceを作成する

BibDeskを使って論文の管理をします。TeXで論文を書くときに、bibliographyを自動で作成できるので便利です。マニュアル(手作業)でのbibliographyの作成は人生の無駄なので絶対に何かのソフトウエアを利用しましょう(BibDeskに限らず、Sante等いろいろなソフトがあるので、使い勝手や趣味でどれにするか決めましょう)。

BibDesk

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Sante

[browser-shot url="http://www.thirdstreetsoftware.com/site/SenteForMac.html" width="450"]

ADSから論文のBibtex情報をとりこんでエントリを作成する

1. ADSで目的の論文のページを検索&表示し、下の方にある「Bibtex entry for this abstract」をクリックする。

2. Bibtexの情報が表示されるので、Command+A → Command+Cで全て選択してコピー。

3. BibDeskのウインドウで、論文情報がリスト表示されているところをクリックしておき(どの論文が選ばれていても上書きされるわけではないので問題ありません)、Command+VでコピーしてあったBibtex情報を貼付ける。すると、自動的にそのBibtex情報がパースされて、新規エントリが作成される。

4. あとは、citekeyを自分のnotationにあわせて変更するため、Returnキーを押して詳細情報のページを表示。論文PDFをサイドバーにドラッグ&ドロップすればPDFへのリンクを登録しておけます。

TexのBibliographyを自動作成する

1. BibDeskでSave As等すると、.bib形式のファイルが書き出せるので、それをTeX側で読み込ませます。たとえば、bibtex_library.bblとして保存した場合、Texのソース内で、以下のようにしておきます。

\bibliographystyle{mn2e} ←ここは論文ジャーナル側から提供スタイルファイルを読み込ませる

\bibliography{bibtex_library}

  1. TexShopの場合はShift+Command+BがBibtex情報のコンパイルに対応します。一度タイプセットして本文中でciteされているエントリの情報を構築しておく必要があるので、通常はShift+Command+T(タイプセット)、Shift+Command+B(Bibtex情報のコンパイル)、Shift+Command+T(タイプセット)、Shift+Command+T(再度タイプセット)というシーケンスになると思います。