ROOT Version 6のベータ版公開
最近あまり情報についていけていませんでしたが、ROOTのメジャーアップデート版であるVersion 6のベータ版が2013年12月に公開されていたようですね。
何と言ってもVersion 5系からの一番の違いは、CINTからLLVM/clangベースのClingへとC++インタプリタが置き換えられたことですね。CINTも、それが最初に作られた時代のことを考えるとひじょうにすぐれた仕組みでしたが、LLVMの登場とC++1x系のサポートを考慮していよいよ移行となり、感慨深いです。
すでにROOTのgitレポジトリのmasterはVersion6系に切り替わっているとのことで、gitで以下のようにcloneすると取得できます。
` git clone http://root.cern.ch/git/root.git `
Version 5系のソースコードが欲しい人は、以下のようにブランチをcheckoutしてください、とのこと。
` git checkout -b v5-34-08 v5-34-08 `
ROOT Version 6 beta 1
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