【読んだ本】池上 彰/学校では教えない「社会人のための現代史」
[tmkm-amazon]9784163766409[/tmkm-amazon] 「そうだったのか!現代史」とほぼ同じ内容ですが、2010年以降のアップデートにつちえも触れられています。さまざまな事件・国際問題の相関、戦争・政策の失敗による人的被害の規模、指導者たちの思惑がわかりやすい言葉でまとめられています。
第二次世界大戦のロシアの人的被害、日本の人的被害、毛沢東の大躍進政策で餓死者、スターリンの粛正にあった人の数、ポルポトが虐殺した人の数、みなさんそれぞれどれくらいかわかりますか?国同士が戦う戦争と比べて、数人の独裁者による社会主義実験の失敗で、いかに多くの人が無くなったか戦慄します。現代からみると、どうしてそういう思考になってしまい、しかも彼らの命令が本当に実行されてしまったのか、理解できない所もあります。が、現代日本の社会を見ても、大企業や国の機関で「代行主義」や「無謬神話」による無駄・不合理が多くあるようにも見えるので、やっぱりそれほど進化していないのかもしれません。
20141220 ロサゼルス→羽田の飛行機の中で読了
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