Archive of posts with tag 'Book'
BugisのNational Libraryで、シンガポール在住3年目にしてようやく、念願だった利用者登録。
石ノ森章太郎の作品のうち、自身が登場するお話をまとめたもの。文庫版「トキワ荘の青春」で読んだストーリーが漫画化されている。本当に会ったのか、フィクションなのか境目が分かりづらい、ミステリー風のお話もあります。
最近石ノ森章太郎にハマっていて、3月に日本に帰ったときに何冊かまとめ本を買ってきたうちの一冊。009自体は、中学生か高校生くらいのときに少し読んだだけで、そのときはあまりグッと来なかったけど、この作品を描いた背景(姉が亡くなって、漫画を描くのを一旦やめて、世界一周旅行にでかけた話)や、ストーリーの幅広さ・深さがわかりました。原作を読んでみます。
リバネスを立ち上げた人の本だった。ものづくりとベンチャーのすすめ方を、具体論から一般化した枠組みのようなものを紹介してくれることを勝手に期待して読んだのですが、そういう内容はなくて、以下のような不満点が残りました。
精神論を説いている章が多い
身内の紹介・自慢話レベルの挿話が多い(古市憲寿「僕たちの前途」と似たような感じ)
自分の場合にうまくいった方法を、一般にうまくいく方法として押し出しすぎ
相撲がどうやって「国技」の地位を(たまたま)獲得できたか、「伝統」から退場させられそうになる危機を、自信をどう変容させて乗り切ってきたかの話が面白い。オードリーがオールナイトニッポン中に言及する著者の様子から想像した、おじいさんというイメージよりも軽妙な書きことばが読みやすかった。
2011年くらいに大学院の卒業祝いか何かで森田くんにもらった文庫版を、日本の帰省中とシンガポール帰国後の時間をつかって、いまさらながら読了。ウォール街の投資家だった著者が、バイクで世界一周して各国の情勢や投資対象たりえるかをみてまわった旅行記。大学時代に歴史を勉強した知識が存分に反映された解説が効いているので、バックパッカー旅行記とは全然違った深みのある内容。1990〜1991年現在の情勢について書かれています。各国政府・国際機関の取り組みの正誤に対する本質的な指摘は、ほとんどが現在もそのまま通用するものになっており、昔のことが書かれた本という感じが全然しません。最近技術系の本ばかり読んでいたので、歴史・経済の話題が頭によい刺激になりました。
日本(東京)にいる間、電車移動が多かったので、時間を見つけて本を読みました。
「六本木」には木が6本あったのか?」/谷川 彰英 (羽田空港で購入)
残念ながら文章が上手ではなくて、読みづらかった。新出の用語や文献は初出時にルビをふったり発行年代・著者・説明の注記をつけるのが書籍や論文(著者は筑波大の先生だった人)のルールなのに、それが守られていなくて、パラグラフを行ったり来たりしながら読まないといけない。
各セクションの導入と結末がぜんぜんあっていないところが散見される。「〜の謎に迫ってみよう」と導入しておきながら、文章の最後が関係ない話で終わってしまう。
重複した文が2回登場するところがある。
組版の質が低い。たとえば、比較すべき2つの地図が、あろうことかページをまたいで、しかも違うサイズで挿入されている(2つの図を見比べられない)。残念。
校正の質が悪いのか?
「インテル8080伝説」/ 鈴木哲哉 (紀伊国屋書店本店で購入)
レトロコンピューティングに興味がでてきたところで、新宿の紀伊国屋書店で偶然見つけて興奮して買った本。
インテルの初期のCPU(筆者の定義で「世界で最初のマイクロプロセッサ」)である8080の開発の経緯や普及のしかたを解説したあと、実物を市場で発掘して、自分で組んだ回路で動作させてみる過程を説明する。文章が上手で、すごく読みやすい。
ぜんぜん一般の人向けではない内容です。
「モトローラ6800伝説」/ 鈴木哲哉 (紀伊国屋書店本店で購入)
8080の本と一緒に購入。こちらは(筆者の定義で)「世界で2番目のマイクロプロセッサ」であるモトローラ6800の開発の歴史と、実機を動作させるまでの過程を紹介する本。
アセンブラのソースがたくさんでてきます。
Hackadayとかでレトロコンピューティングの記事を楽しく読める人にはぜひオススメ。
Dr.STONE 1巻/2巻 / Boichi, 稲垣 理一郎
漫画家の友人(大河)の最近オススメのマンガ。
人類が石化して文明が一旦止まったあとの世界で、科学技術を復活させつつ、強い敵と戦うお話。楽しく読めました。完結するか、10巻くらいまで発行されたら続きを読みます。
NetscapeのMarc Andreessenとベンチャーキャピタルをやっている人の、起業とそれにまつわる体験から得た教訓の本。自叙伝的な感じで、ドットコムバブルの当事者だった人たちがどんな感じで働いていたかがわかります。ベンチャー起業が大きくなったときにおこるいろいろな問題(社内の制度・人材の問題)は、ずっと昔も、ドットコムバブルのときも、今もぜんぜん変わっていませんね。
半年ほど前に、榎戸さんがTwitterで紹介していた、元京大白眉の昆虫研究者のエッセイ(?)本。9月に日本に帰省したときに家族が買っていて、12月のアメリカ出張のときに借りて読んでみました。Amazonのレビューでも大絶賛されているように、文章がほんとうに上手です。昆虫の研究と、天文や物理の研究のスタイルの違いを楽しみつつ、分野をこえて共通する有期雇用のポスドク研究者の葛藤に相槌をうちながら、あっという間に読めてしまいしました。
オリエンタルラジオの二人が、トーク中にたまに用いるワードの一つに、テレビドラマ版 池袋ウエストゲートパークの窪塚洋介演じる安藤崇(池袋Gボーイズのキング)の「キーングーなりー」があります。以前からどんなドラマだったのか気になっていたのですが、ドラマ版の放送から16年、原作小説の出版から19年たって、ようやく読むことができました。
2週間ほど前からiBooksで読み進めていたものを、シンガポールから羽田に向かう飛行機の中で一気に読了。取り扱っているテーマは、田舎から出てきた大学生とその周囲の人々の交流。新しい時代の雰囲気をまとう魅力的(?)な女性に、惹かれているような、そうでもないような、はっきりしない感じ。石川から東京に出てきて、駒場・本郷に通っていた15〜10年前の自分も100年前の三四郎も、同じようなことを考えていたのかと思うと、21世紀初頭も20世紀初頭も日本人の内面はあまり変化していないなとつよく感じました。登場人物の話し方や、話す内容、生活のいろいろな場面の描写が上品でおしゃれで、文化の香りがします。2人の女(美禰子と野々宮の妹)もとても魅力的に描かれています。
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今回再読したのは単行本版。東南アジアを旅行していた時に、マラッカの安宿においてあった文庫版を読んで気に入って、日本に戻ってから買ったもの。東南アジア諸国の活気に圧倒されて、いつかこんなところで働いてみたいと漠然と感じていた当時のことを、シンガポールの自分のアパートのプールサイドでこの本を読みながら思い出します。なんというか、不思議な感じですね。プールから引き上げて、日本から届いたEMSを開けたり、この記録を書いたりしていると、もうすぐ雨がふりそうです。
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欧米に出張に行ったり旅行にいったりして、世界の歴史に興味を持ったのですが、その前に、自分があまりに日本の歴史、とくに、平安位時代より前の歴史を知らないことに気づきました。「まぼろしの邪馬台国」をみた影響で、邪馬台国のことをネットで調べたりしていたのですが、いかんせん資料がほとんどないので、どの人の考えも憶測の域を出ていません。が、ネットサーフィンを続けるうち、古事記や日本書記といった、後世(といっても西暦700年とかだから、今から1300年以上前に編纂された)の文書には、神々が活躍する時代〜人間の時代のことが詳しく「説明」されていることを知りました。小学校や中学校で古事記や日本書記の名前は教わりましたが、そこに何が書かれているかはぜんぜん習った記憶がありません。
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著者が実践したり、新たなムーブメントになっている「オーガニック」な生きかたを、2008年の金融危機前後のロンドン体験を絡めて書いた本。ぼくも普段の生活の中で「20世紀的だなぁ」と感じるいくつかのことをしないように気をつけてきているので、
明日何が起きるかわからない世の中で、国家にかわって自分を守ってくれるのはいったい誰か?答えは言わずもがな、自分自身でしかない。
そのためには、いますぐ20世紀に身に付けたあらゆる余剰を捨て、実際の自分の生活にリサイズする方がいいのは言うまでもない。我々は一刻も早く、自分自身の流動性を高め、すべてをフローにするべきなのだ。
には同感。でも日本の中でだけ生活していても、実感をともなってこの文章を理解することは難しいかもしれません。仕事や勉強、遊びのいろいろな機会に日本を離れて異なる文化や環境を体験しないと。
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あらすじ
リエちゃんの家の飼い猫だったルドルフは、魚屋のおやじに追いかけられて飛び乗った幌付きトラックで、目が覚めたときには東京に来ていました。見知らぬ街で知り合った猫(イッパイアッテナ)に助けられつつ、野良猫としての生き方を教わります。いつか自分の街に帰ることを夢見つつ、人間の文字の勉強に励んでいたルドルフでしたが、ひょんなことから、元住んでいた町の名前がわかります。その街に帰る方法が見つかって、いよいよ出発だとなったときに、一大事件が起こってしまうのですが、そのときルドルフがとった行動は。
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日本国内の、主にへんなもの、つまらないもの、ガッカリする物をわざわざみに行く話。あまり期待せずに手に取ったのですが、残念ながらつまらない本でした(この本は読んで何かを得たと感じさせないことを狙っているので、この感想は賛辞なのかもしれませんが)。宮田珠己さん(Twitter)の本は何冊も読んでいますが、海外旅行もののほうが、まだ読み応えがあります。うーむ。
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著者の高城剛さんについては、(1)ハイパーメディアクリエータ、(2)沢尻エリカの元旦那、(3)食生活がかわっている(1日の2食は玄米にごま塩ふったものだけ食べている)、(4)便利グッズやガジェットを紹介している、という知識しかなく、(1)や(2)のバイアスによってどちらかというとネガティブなイメージを持っていました(最近は菜食主義への関心とのつながりから、(3)で少しイメージが回復してきていたので本書を手にとった、という背景)。で、そういう人は、本書をあとがきから読むのがいいかもしれません。
僕のことを、たまたまテレビの芸能ニュースで見て、きっとファーストクラスに乗って、夕方に旅行しているのだろうと思っている方も多いのではないでしょうか。そのような思いでこの本を読むと、あまりのギャップに驚いてしまうのではないかと少々心配しています。
(中略)
不思議なことに、テレビで空港にいる僕自身を見ると「セレブご来日」のように映っているので、最近はそんなもう一人の自分を自分で楽しむことにしています。
これがセルフブランディングのためのイメージ戦略なのか本心なのか、真相は分かりませんが、この本を読むとどちらかというと後者なような気がしてきます。
それで、内容について。本書の冒頭〜前半の主軸である日本の観光産業やガイドブックの批判と、海外、とくにヨーロッパの国々の観光に対するアプローチやスタイルへの賞賛は、的を射た面と、ややくどすぎる面があるので賛否が別れそう。でも、中盤〜後半の海外旅行ハウツー的な内容は、著者のイメージを塗り替えるのに十分です。ガイドブック批判と随分違うレベルで、21世紀の旅行スタイルを提唱しているのですが、その中身は、旅行に持って行くと便利なものの紹介、荷物のパッキングの仕方(衣類圧縮袋を使う!という直球)、旅行先での搭乗券の印刷方法(小型のプリンタを持って行く!という直球その2)、SIMフリーiPhoneの活用方法などなど。よくいえばプラクティカル、悪くいえば瑣末なことばかりなのですが、バックパック旅行や頻繁な海外出張の中で、本書で紹介されている小技と似たようなことをいくつも習得していた自分に気づき、すごく親近感をおぼえてしまいました。
とくに、ぼくも普段そうしている次のような生活スタイル(?)を、当時の奥さんも高城さんに実践させられていたかと思うと、「別に」と言っていた人でもなんだか微笑ましい感じがします。
出歩くときは日本円換算で2万円程度をすべて小額紙幣で、財布は使わないでそのままポケットに入れています。
そうそう、海外にいけるようになった当初は、わざわざ現地通貨用の財布を別に作っていたのですが、いつのころからかそれも面倒になってしまい、ズボンやジャケットのポケットに、クレジットカードと現金を裸のままいれています。現金が必要なときもすぐに取り出せて便利。あんまり小銭が多いとジャラジャラうるさいので、おつりはなるべくもらわないか、現地通貨保管用の封筒に入れて鞄にしまっておき、溜まったところで空港の募金箱に入れてしまいます。
次ページの写真は、左上のカードケースと、それに普段入れている中身を出して並べたものです。僕はこれらを旅行する際だけでなく、日常的にポケットに入れています。カードケースについては、東急ハンズなどの文房具コーナーで、70円ほどで売られている物を愛用しています。
(写真: クレジットカード数種類、ペン、メモ用紙、世界地図、連絡先や顔写真のデータが入ったSDカード、折り畳んだガムテープ)
複数巻あるマンガを1冊に数えて、以下のリストで44種類。何冊か記録できていないものがあるので、50巻弱ですね。出張等の移動時間を、それなりに有効活用できました。2015年はもう少し難しい本も読んでいきたいけど、ズッコケシリーズが面白くて止まらない。。。 1月 1. 栗原幹雄/面白いことをとことんやれば、「起業」は必ずうまくいく。 (感想ページ) [tmkm-amazon]9784757215443[/tmkm-amazon] 2. 馳星周/長恨歌 – 不夜城完結編 (感想ページ) [tmkm-amazon]9784043442072[/tmkm-amazon] 3. 原尻 淳一, 小山 龍介/IDEA HACKS! (感想ページ) [tmkm-amazon]9784062814713[/tmkm-amazon] 4. 岡田光世, 島本真紀子/奥さまはニューヨーカー See you later, alligator (感想ページ) [tmkm-amazon]9784344412712[/tmkm-amazon] 2月...
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「そうだったのか!現代史」とほぼ同じ内容ですが、2010年以降のアップデートにつちえも触れられています。さまざまな事件・国際問題の相関、戦争・政策の失敗による人的被害の規模、指導者たちの思惑がわかりやすい言葉でまとめられています。
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本当に小学生のときに、当時発行されていたズッコケシリーズを全部読んだのか怪しくなるくらい、新鮮な内容でした。
ハカセが宇宙人と遭遇し、ハチベエ、モーちゃんの協力でその宇宙人の敵をやっつける、というストーリー。
お話の最後の宇宙人からのレポートは、ハッピーエンドだと思っている子どもごころをハッとさせるものがあります。
主人公とその周りの人たち以外、新たな登場人物がとても少ない珍しい回です。
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図書館で借りて勉強のために読みました。導入的な内容なので、数時間で読み終わります。
すでに知っていることの再確認、というイメージでしょうか。
具体的な数値データがほとんど出てこないのですが、日本/アメリカ/中国のGDPやドル円の推移履歴くらいはグラフになっていた方が、本文で説明されている事項を感覚的に分かりやすかったと思います(タイトルが「アメリカの高校生が・・・」なので、日本のデータが出ていないのはしょうがないけど、アメリカのデータも出ていないので)。
20141201 読了
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半分くらいのところまで、この巻のメインテーマが何なのか明かされず、わくわくがひっぱられます。テーマがはっきりするまでには、飲み屋、釣り、自由律句を取りあげて、中年になった3人それぞれの趣味、休日の過ごし方が描かれます。本書で取り組むべき課題がはっきりしてからの、ハカセの段取り力と、ここぞというときに欠く決定力には親近感を覚えます。
それにしても、「ズッコケ中年」シリーズになってからのロングテーマの一つ、「ハカセと荒井陽子さんの関係」がどう進展するのか、他人事ながら(物語の中のことながら)ドキドキしてしまいます。著者のあとがきでも触れられているように、荒井さんの攻勢にも関わらずなかなかハッキリしない態度のハカセにやきもきした読者からは、「本当に二人のことを真剣に考えているのか」とおしかりのお便りが届くそうです。ぼくにとってもそうであるように、読者にとっては、3人(とそのクラスメイト)は子どもの頃から知っている友人のような存在です。
20141129 読了
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平和台図書館で借りて、11月のどこかで読みました。
内之浦で新聞を読んでいたときに見つけた絵本「ねむいねむいねずみ」を読むために近所の図書館に行きました。
引っ越して半年以上経ちましたが、練馬区の図書館、結構充実していて面白いです。
以下の本が所蔵されていたので読めました。ねずみの眠い目と、お母さんが出てくる夢、きのこ辞典まで入ったちいさな荷物袋が、すごくいいです。
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<a href='https://itunes.apple.com/jp/book/zhou-mo-tai-wandechotto-yi-xi/id718084874?mt=11&uo=4&at=10l7gI' target=7itunes_store">iBooks Store</a>で購入し、iPadで読み切った初めての電子書籍(紙版もあります)。iBooksそのものは、画像を含むページをまたぐ時に、急にページが飛んだり、前のページに戻るなどの操作性の悪さがまだ残りますが、やっぱりたくさんの本が一台のマシンの中に入ってしまうという便利さは絶大。ちょっと前までは、飛行機移動の離着陸時はiPadが使えなかったので、紙版の方がタイミングを気にせず読み続けられるという利点があったのですが、その制約も大型機では緩和されたので、これからはiPadでの読書の機会も増えそうです。
本の内容は、台湾旅行で見聞き、体験したことをまとめたもの。週末旅行のプランや詳細なスケジュールが出ているわけではないので、ガイドブック的な目的にはあいませんが、すでに台湾旅行の経験があり、次のどこに行ってみようか思いを巡らせるのには役立ちます。ただ、下川さんの他の本でもそうですが、名所の案内や歴史の紹介はざっくりしたもの。例えば台湾に残っている日本統治時代の建物に興味がある人は、「片倉佳史/台湾に生きている「日本」」などを参照してください。
20141019 鹿児島県内之浦宇宙センターで読了
iBooks Storeで電子書籍版をダウンロード:
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[tmkm-amazon]9784167717605[/tmkm-amazon] お盆の帰省で鳥羽経由で七尾に帰る電車の中で読みました。金沢からの七尾線は1時間20分で徳田駅に着きました。ぼくが住んでいた10年以上前よりも、10〜15分くらい着くのが速くなっているような。 「ニューヨークのとけない魔法」につづく岡田さんのエッセイ本2冊目読了。9/11の同時多発テロの前のニューヨークの様子です。「ニューヨークのとけない魔法」と比べると、少し暗めのお話が多いような。地下鉄でバスケットボールの試合結果をアナウンスしたり、天気予報をおもしろおかしく伝えてくれる車掌が、「最後に、、、湾岸戦争で戦っている兵士のために祈ります」と締めるエピソードは、アメリカ的な陽気さと信仰のバランスを感じさせます。関係ないけど、ぼくがボストンにいたときは、Red Lineの車掌に駅名を詩吟のように歌い上げるおかしな人がいて、現地の人は「crazyな車掌だ」と失笑していましたが、ぼくは楽しませてもらいました。 最初に読むなら「ニューヨークのとけない魔法」がおすすめ。次は既に買ってある [tmkm-amazon]9784167773342[/tmkm-amazon] [tmkm-amazon]9784167801601[/tmkm-amazon] を読もうと思います。 20140812読了
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働き始めて思う、いろいろな仕事効率化のアイデアがよくまとまっています。10分で要点は全部読み終わるので、ブックオフで見かけたらぜひ買ってみることをオススメします。「書類は全部デジタル化してしまって、紙は残さない」、「ラップトップのACアダプタを複数用意しておいて、忘れ物の確率を低減しどこでも使える安心感を得る」、「出張の時に必要なキットを無印用品の旅行用収納袋にいれてひとまとめにしておく」などなど。こういことは、みんなそれぞれの方法でやっていそうですが、せっかくなので教科書的にまとめてしまって、ホワイトカラーの人が必ず読むようにしてしまえばいいのかも。社会人になった人たちが気づきベースで効率化を進めていく必要がなくなって、日本全体としても効率化されるんじゃないかと思いました。
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いろんな種類の本を読もうと思って買った本の一つ。ジャケット買いで、著者も確認せずに読み進めていたら、なんか懐かしい会社名が。表紙を見たら、著者は「平野友康」。97〜99年に放送されていた「平野友康のオールナイトニッポン」や「お台場パソコン会館」のころの話し方が好きで、ノイズ混じりのニッポン放送を石川で聞いていたのをよく覚えていたのでちょっと驚きました(昔サードステージ、今はデジタルステージをやっている平野さん)。
前半は、この本が書かれた2010/2011年に著者がアツいと思ったTwitterとUstreamを例に、ソーシャルメディアの何が面白いのかが、著者の視点で解説されています。書かれていることは、先日読んだ「次世代広告進化論」と同様に、スッと入ってきます。単に「お金になりそう」と思ってインターネットに参入した人たちと違って、「自分のメディア」を持てる楽しさをアツいと思ってソーシャルメディアを使っている人の視点です。
タイトルはこの本の半分しか表していなくて、後半はデジタルステージの初期の頃の様子を題材に、著者が言うところの「ビジネスモデル病」だった自身が、現在の視点でいかに空虚だったか、どういう転機があったかが説明されています。普及初期のインターネットの無限の面白さ・楽しさを共有している世代としては、デジタルステージの裏話が読めるのも、とても感慨深かったです。
大企業で働いていて、「本当のこと」ができてないなー、と思っている人は、読んでみると良さそうです。自己啓発本みたいな類じゃないので気楽に読める内容だし、全体的にポジティブな雰囲気で元気が出ます。
1ヶ月(途中オタワにいたので、実質は3週間)過ごしたボストンから日本に戻るデルタ航空の機内で読み始めて、読了。
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シリーズ第二弾。ボストンの地下鉄Red Lineでの何度かの移動の間に、サラッと読めてしまいました。
今回も、sitとshitみたいに日本人にありがちな発音間違い(しかも卑語に聞こえる、たちの悪い間違い)や、日本人が知っておかないといけないアメリカでの振る舞い方(チップ、ボランティア、etc)・教養(真珠湾攻撃、キング牧師)などなど各方面のトピックが盛り込まれていて、勉強になります。アメリカ(や、他の欧米文化圏)から見たときに特異にみえる日本の文化や慣習(とくに、ぼくにとっては個人的に日本の学校が醸成する閉じた文化、たとえば上下関係や制服、教師の他文化についての無教養の異常さ)が、第一弾より多く指摘されているように感じました(この本の初出は、日本がバブルの余韻でそれなりに華やかだった90年代初め頃。そこから20年以上経過しても、結局日本の国際化(別に国際化しなくてもいいんだけど、自分たちの事を相対化して見られるか、という能力)は、一般人レベルではほとんど進展していないように感じられて、なんというか、やるせない感じがします)。
英語の単語帳や文章集では見いだすのが難しい、自分の中にしみ込んだ文化と他文化の一例としてのアメリカ文化の差異を、軽妙に浮き立たせてくれて、おすすめです。原作者の岡田さんのfacebookでは、最新刊の情報などがタイムリーにアップされているようです。
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ブックオフで100円だったので買って読んでみました。Life Hacker(日本語版)等で紹介されている、仕事や遊びをおもしろくしたり、効率化したりするためのアイデア集の雰囲気で、目次と、太字で書かれたところだけサッと眺めるだけで十分な内容でしたね。代官山の蔦屋みたいな「オシャレ系」の本屋に並んでいるといかにも「イケてる人はこれを読んでる」みたいなイメージで並べられていることもありますが、中身がない本が多いように感じます(あとはよくある「なぜ○○の△△は××なのか」系も)。
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不夜城シリーズが完結した。ボストンに向かう飛行機の中で、一気に読み終えてしまいました。Part IIの鎮魂歌と比べると、主人公の業や凶暴性、変態性はマイルドになっていて、刺激は抑えめかもしれません。劉健一のキャラクタ性は、Part Iからずいぶん進化していて、もはや何も感じないコンピュータプログラムのような雰囲気。最後には死んでしまいますが、その描かれ方もあっさりしたものです(もともと不夜城シリーズで人が死ぬときの描写は、それがストーリーの根幹に関わる重要人物でも、いつもあっさりしていて、それが物語の冷たさを醸し出していたように感じます)。
ふとした事からハマった馳星周、世間の流行からはずいぶん遅れていますが、2013〜2014年を代表する作家となっています。
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明日からのつくば出張のため、夜のうちに移動。何年か前に友人にもらったこの本を読んだ。古淵からの横浜線→町田→小田急線→新宿→中央線→東京の間でちょうど読み終えられる分量。結局、この本に書かれている事はタイトルでほぼ表現できてしまっているのですが、それでもいくつかは参考になる記述がある。(自分のことは置いておいて)組織や他人の仕事の進め方を見ていて普段モヤっと思っている「こうしたらいいんだろうな」とか「このやり方を変えればいいのに」という感覚的なことがらを、言語化してくれていることがこれらの本の価値なのかもしれませんね。
主に富ヶ谷のフレッシュネス1号店がどう作られたか、フランチャイズで規模を大きくしていくときに何に気をつけているかが書かれています。駒場の裏にあったフレッシュネスバーガー(1号店のこと)はぼくも大好きで、学生時代によく通っていましたが、こんな背景があったなんて全然知りませんでした(ほか弁を創業した人が自分で作った店で、外資ではないんです。てっきり外国のチェーンかと誤解していました)。今住んでいる待にはフレッシュネスバーガーがなかったので最近ご無沙汰していますが、設立の経緯とコンセプトを知って、また通ってみたくなりました。
20140105読了
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年末の読書タイムという事で、2日で読み終えました。ちょうどぼくが入社試験を受けた頃の社長の、ソニー時代のお話がメイン。グーグルで何が必要だったかに付いては、例によって守秘義務があるのか、公式情報を超える情報は書かれていません。日本の企業が抱える問題については、JAXAでの3年間でぼくが実感したことが、ソニーを例に具体的に言語化されていて、そうなんだよなーと思わせられます。
20131231読了。
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2012年の総選挙前に書かれた本。教育に投資すべき、老人向けの社会保障はカットしてもよいのでは、等、若い人たちが知って争点にしないといけないようなことが挙げられている。
20131218読了
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この3年間で、いろいろな国の人と仕事をさせてもらった結果、なんとか英語で仕事を進めるための意思疎通ができる自信はつきましたが、やっぱり英語ネイティブの人同士が話している会話はほとんどわかりません。一因であるところの慣用表現の知識不足を少しでも補おうと思って、この本を読んでみました。ありきたりなアプローチかもしれませんが、マンガの中に日常的に用いられる表現を紹介してくれているので、使い所(どういう時にそのフレーズが登場して、ノンネイティブの人がわからない/誤解するのか)が体感できます。今度、1ヶ月ほどアメリカに行けることになったので、この本で見たフレーズを折を見て会話の中に差し挟んでみようと思います。
20131210読了。
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ほとんど移動することが目的になっている旅行本。ロシア、中国、中央アジアくらいまでは、切符の買い方や列車の進み方、駅での停車の仕方について延々と記述して字数を稼いでいるわりに、ヨーロッパに裂かれるページ数は少ない。文化や地理的な特徴についての言及は少なく、これまでの下川さんの本が好きな読者に、同じようなテイストの移動記録を提供することだけが目的のようにみえる。普通の人はこの本を読んで、旅行に出たいなと思わないんじゃないでしょうか。せっかく数ヶ月の時間をかけるのだから、それぞれの通過国についてもう少し関わり合いをもって、もう少し文章の深みを増やせればおもしろいのに、と感じた。
関係ないですが、最近tanuroくんことsatoくんが、ブログに書評を掲載しています。ぼくが好きなジャンル(紀行文やエッセイ)より幅広い本と出会いたい人はこちらを参照してください。
ウェーブローグ
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久々に岸本葉子に戻ってみました。インターネットネイティブな世代からみると、フィットネスクラブに入るのやホットカーペットを買うくらいで逡巡するのは大げさなのではないかと思いつつ、毎朝15分早く起きて作る野菜ジュースは長く続かないのではないかと思いつつ、どこか共感して読み進めてしまう。句読点のリズムがとてもしっくりくる。これを参考にいろんな提案書を書いているつもりが、いつも「、」が多い文章になってしまうのは残念。
3万円はたいて買ったジューサーは、文庫版のあとがきでは残念ながらお蔵入りになっています。岸本さんくらいの几帳面な(?)人でも続かないということはよっぽど普通の人には持続させるのが難しそう。
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アメリカへの移動中の飛行機で読了。2011年時点での世界の状況と、日本の問題がまとめられています。オンライン書店で中身を見ずに買ったのですが、内容的には少し初歩的というか、大づかみな説明でした。とはいえ、所々に具体的な数字が入っているのが勉強になります。「領海を含めた国の面積では、日本は世界で6位」とか「ナチスによるホロコーストでは600万人のユダヤ人が殺害された」等。
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継続してこち亀の文庫サイズ版を読み進めています。ヨーロッパ旅行編や、夏期休暇で南の島へ編など、複数週にわたる中編が続けてよめるようになっているのもいいです。昭和の終わりごろの日本で、海外旅行がどういう風にとらえられていたかがわかりやすく描かれています。
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最近は修論実験でSpaceWire関係のボードの開発をしたり、気球実験関係の測定で相模原の宇宙研に行ったりしている。相模原往復するだけで4時間近くかかるので、毎日通ってたら体力が回復するヒマがない。ひさびさに、ゆっくり風呂に入ろうとおもって、風呂場に置いてあった読みかけの本をどーっと読んだ。「いかに私は貧乏旅行しました」ということを強調しすぎていて、少々ウルサイ感じもしたけど、何枚か載っている写真や、日本に出稼ぎに来るタイ人の話は興味深く読めた。50点というところか。
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2年ぶりに公開日記を再会してみる。最近、ある論文を書き終わって(まだacceptされてないけど)、だいぶ本読みたい熱が高まってきてる。前々から読んだ本リストはちゃんと作りたかったので、2年間に読んだ本もまとめることに。とりあえず、この1週間くらいで読んだものからリストアップ。
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昔の本を読むことで、自分がいま何をしているのかを勉強。
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さらに、「読み物」も読んでヤル気を充電。とくにCUBE SATの方はアツい。
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