【読んだ本】那須正幹/ズッコケ三人組の神様体験 (ズッコケ3人組 再読 シリーズ43)

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花山神社の秋祭り。久々に復活した稚児舞の踊り手に選ばれたハチベエが、踊りの不思議な力で予知能力を手に入れたり超人的な記憶力を手にいれる。ハカセ・モーちゃんなど6年1組のメンバーは、お祭りと一緒に開催される手作りお神輿コンテストに参加することに。コンテストの金賞10万円をかけて、大川高校(モーちゃんのお姉さんが通う高校)や花山工業やSS製菓などのチームとアイデア勝負を繰り広げる。お祭り当日、稚児舞の最中に神様体験をしたハチベエが見たものは…。

稚児舞の練習を始めたハチベエに特殊能力が備わっていく様子を暗示する伏線は、伏線であることがわかりやすいながらもドキドキ感を高めてくれる、那須先生らしい配慮が感じられる展開になっています。物語の最後では、ちゃんと種明かしとオチが用意されていて、すっきりと読み終えることができます。ぼくの地元にも秋祭りがあって、子供たちは獅子舞を、大人は大きな神輿を担ぐ習わしでした。稚児舞の練習風景を読んでいたら、公民館に集まって毎夜練習した小学生時代の秋の風景を思い出しました。

20150412 読了

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