日本帰省中に読んだ本
日本(東京)にいる間、電車移動が多かったので、時間を見つけて本を読みました。
- 「六本木」には木が6本あったのか?」/谷川 彰英 (羽田空港で購入)
- 残念ながら文章が上手ではなくて、読みづらかった。新出の用語や文献は初出時にルビをふったり発行年代・著者・説明の注記をつけるのが書籍や論文(著者は筑波大の先生だった人)のルールなのに、それが守られていなくて、パラグラフを行ったり来たりしながら読まないといけない。
- 各セクションの導入と結末がぜんぜんあっていないところが散見される。「〜の謎に迫ってみよう」と導入しておきながら、文章の最後が関係ない話で終わってしまう。
- 重複した文が2回登場するところがある。
- 組版の質が低い。たとえば、比較すべき2つの地図が、あろうことかページをまたいで、しかも違うサイズで挿入されている(2つの図を見比べられない)。残念。
- 校正の質が悪いのか?
- 「インテル8080伝説」/ 鈴木哲哉 (紀伊国屋書店本店で購入)
- レトロコンピューティングに興味がでてきたところで、新宿の紀伊国屋書店で偶然見つけて興奮して買った本。
- インテルの初期のCPU(筆者の定義で「世界で最初のマイクロプロセッサ」)である8080の開発の経緯や普及のしかたを解説したあと、実物を市場で発掘して、自分で組んだ回路で動作させてみる過程を説明する。文章が上手で、すごく読みやすい。
- ぜんぜん一般の人向けではない内容です。
- 「モトローラ6800伝説」/ 鈴木哲哉 (紀伊国屋書店本店で購入)
- 8080の本と一緒に購入。こちらは(筆者の定義で)「世界で2番目のマイクロプロセッサ」であるモトローラ6800の開発の歴史と、実機を動作させるまでの過程を紹介する本。
- アセンブラのソースがたくさんでてきます。
- Hackadayとかでレトロコンピューティングの記事を楽しく読める人にはぜひオススメ。
- Dr.STONE 1巻/2巻 / Boichi, 稲垣 理一郎
- 漫画家の友人(大河)の最近オススメのマンガ。
- 人類が石化して文明が一旦止まったあとの世界で、科学技術を復活させつつ、強い敵と戦うお話。楽しく読めました。完結するか、10巻くらいまで発行されたら続きを読みます。