【読んだ本】藤井青銅/「日本の伝統」という幻想

相撲がどうやって「国技」の地位を(たまたま)獲得できたか、「伝統」から退場させられそうになる危機を、自信をどう変容させて乗り切ってきたかの話が面白い。オードリーがオールナイトニッポン中に言及する著者の様子から想像した、おじいさんというイメージよりも軽妙な書きことばが読みやすかった。