Archive of posts with tag 'Thundercloud Project'

macOS SierraからNucleoに書き込みできないとき

Nucleo-L432KCにmacOS Sierraから書き込めない 数日前に雷ガンマ線実験の新しい電源管理ボードのマイコンとして使っている、mbedマイコン「Nucleo-L432KC 」に新しいプログラムを書き込もうと思ったところ、MacからではUSBドライブとして認識されるものの、プログラムの花にファイルをドラッグドロップしても、ファイルとしてコピーされるだけでマイコンそのものへの書き込みとリセットが動きませんでした。 新しいファームウエアのダウンロード 2ヶ月ほど前に、このボードを受け取った直後に試験したときはプログラムの書き込みはMacからできたので、困ってしまいました。特に設定を変えたわけでもないので、弱ったなと思っていたところ、何年か前にもファームウェアをアップデートすると書き込めるようになったことがあることを思い出しました。

Raspberry Pi 3 (Jessie)にroot 5.34.36をインストール

GROWTH実験で使用するFPGA/高速ADCボードと制御・読み出し用のDAQソフトウエアは、高エネルギー実験でよく使われるCERN/ROOTのROOTファイル形式で波形データを書き出す機能があるのですが、動作試験ができていなかったのでいくつかバグがありました。

GROWTH FPGA/ADCボードにGPS NMEA出力を追加

GROWTH FPGA/ADCボードにドーターカードを載せた様子。PMT用HVとアンプ(チャージアンプ・整形アンプ)、温湿度計(BME280)、情報表示用OLED(128×64ピクセル)を搭載したドーターカードは東京大学和田くん設計、P板.com製造の名作)。

4. パルス計測プログラムのビルドと測定実行 - GROWTH FPGA/高速ADCボード

雷雲ガンマ線プロジェクト(GROWTH / Thundercloud Project)で開発したGROWTH FPGA/高速ADCボードに関する記事の第四回です。

FT2232のFT245 FIFOモードを使うときの留意点

GRWOTH FPGA/ADCボードでは、USBインタフェースとしてFuture Technology社のFT2232Hを搭載しています。FT2232は、USB2の高速伝送(最高40MBytes/s)に対応したシリアル-USB変換とパラレル-USB変換を2ch搭載したインタフェース変換ICで、秋月ではUSBコネクタ付きのFT2232Dのモジュール版が1450円で販売されています。

GROWTH FPGA/高速ADCボード – 3 – FPGA書き込み

雷雲ガンマ線プロジェクト(GROWTH / Thundercloud Project)で開発したGROWTH FPGA/高速ADCボードに関する記事の第三回です。

GROWTH FPGA/高速ADCボード – 2 – 拡張コネクタ

GROWTH FPGA/高速ADCボードに関する記事の第二回です。

GROWTH FPGA/高速ADCボード - 1 - 概要など

左がGROWTH実験用のFPGAボード。右がRaspberry Pi3。

Raspberry Pi 3とブレッドボードを1枚にまとめる

Raspberry Piとブレッドボード取り付け後の写真。

Raspberry PiでI2C接続の128×64 OLEDに日本語を表示(美咲フォント)

先日のmbed nucleoでの128×64ピクセルOLEの駆動試験に続き、今年の冬の雷雲ガンマ線観測で使用するRaspberry Pi 3でも128×64ピクセルのOLED(Alibabaの販売サイト/Adafruitの販売サイト)をI2Cインタフェース経由で駆動してみました。画面そのものは小さいですが、16x2行のディスプレイよりも少ないインタフェース線数で、より多くの情報を表示することができます。みなさんも自分の電子工作で使ってみては。

雷雲プロジェクトの発表スライド JpGU 2016

ぼくの出身地の石川県は日本で一番雷が多い県なのですが、シンガポールも有数の雷の産地です。さっき雷が光り始めたのでベランダに出て撮っていたら、綺麗に写りました。 JpGU2016で雷雲プロジェクトの進捗を報告しました   今日は京都大学の榎戸さんが、雷雲プロジェクト(アカデミストでのクラウドファンディグプロジェクト)の2015年度の観測結果についてJpGU2016 (日本地球惑星科学連合 講演会)で発表しました。 すでに発表スライドがアップロードされていて、「冬季雷雲のガンマ線測定を狙う 多地点観測システムの新規開発」としてみられるようになっています。さらに深く知りたい方は、雷雲プロジェクトのホームページ(thdr.info)で詳細な説明を読んだり、観測データを解析したりできるようになっています。ぜひ御覧ください! スライドの抜粋(クリックするとスライドのPDFを表示します)

Plotly.jsのサンプル(誤差棒付き時系列データ)

JavascriptのプロットライブラリPlotly.jsがオープンソース化された(オフィシャルの発表; 日本語記事)ので、雷雲ガンマ線観測実験のデータをブラウザ上で表示するために使ってみました(以前記事にした最近流行りのプロットライブラリd3.jsを使うこと考えましたが、簡単なことをしたい時には大げさすぎるので今回はPlotly.jsです)。

ハコスコ タタミ1眼(T1)を体験

2015年11月17-18日に渋谷で開催されたTech Crunch Tokyo 2015に参加してきました。直接会うことはできなかったのですが、クラウドファンディングを一緒にやらせてもらったacademistや、11月14日のサイエンスアゴラのオープンサイエンスセッションで同席した湯村さんも参加されていた模様。全体としてはあまり刺激的な講演がなくて、表面的な話が多かったなという印象。初めて参加したのですが、結局、イベントビジネス的な側面が大きいと感じました。来年も1万円払って行くかどうかは微妙。 サムライインキュベート榊原さん @samurai_ken に朝一番でブースに来て頂きました‼︎ いつも榊原さんのフロンティアスピリットを見させて頂いていたので嬉しいです!引き続き頑張ります。 pic.twitter.com/RDwNPc7dd7 — 鳥居佑輝 Yuki Torii (@yukito077) November 18, 2015

雷雲ガンマ線検出器の温度プロット - AT&T M2X

今シーズンの観測に向けて鋭意開発中の雷雲ガンマ線検出器(関連: カミナリ雲からの謎のガンマ線ビームを追え!on アカデミッククラウドファンディング「アカデミスト」)ですが、観測サイトへの展開を来週にひかえて、現在は研究室で長時間の試験運転中です。ガンマ線の計数データや温度などのHousekeeping(HK)データは、通信回線経由で解析サーバに伝送しているので、ほぼリアルタイムで検出器の動作状況がモニタできます。(検出器の内部では、Raspberry Pi 2上でデータ取得ソフトウエアとHK取得ソフトウエアが動作していて、とくにHK取得ソフトウエアは、SPI通信でHK収集用のADCから温度計などのアナログ値を読みだしています)