岡田光世, 島本真紀子/奥さまはニューヨーカー See you later, alligator

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シリーズ第二弾。ボストンの地下鉄Red Lineでの何度かの移動の間に、サラッと読めてしまいました。

今回も、sitとshitみたいに日本人にありがちな発音間違い(しかも卑語に聞こえる、たちの悪い間違い)や、日本人が知っておかないといけないアメリカでの振る舞い方(チップ、ボランティア、etc)・教養(真珠湾攻撃、キング牧師)などなど各方面のトピックが盛り込まれていて、勉強になります。アメリカ(や、他の欧米文化圏)から見たときに特異にみえる日本の文化や慣習(とくに、ぼくにとっては個人的に日本の学校が醸成する閉じた文化、たとえば上下関係や制服、教師の他文化についての無教養の異常さ)が、第一弾より多く指摘されているように感じました(この本の初出は、日本がバブルの余韻でそれなりに華やかだった90年代初め頃。そこから20年以上経過しても、結局日本の国際化(別に国際化しなくてもいいんだけど、自分たちの事を相対化して見られるか、という能力)は、一般人レベルではほとんど進展していないように感じられて、なんというか、やるせない感じがします)。

英語の単語帳や文章集では見いだすのが難しい、自分の中にしみ込んだ文化と他文化の一例としてのアメリカ文化の差異を、軽妙に浮き立たせてくれて、おすすめです。原作者の岡田さんのfacebookでは、最新刊の情報などがタイムリーにアップされているようです。