【宇宙】X-ray Universe 2014のスライド公開ページ
2年に一度開催されるヨーロッパ宇宙機関(ESA)のX-ray UniverseというX線天文学の国際会議があるのですが、6月に開催された2014年分の発表スライドとポスターがカンファレンスのウェブサイトで公開されています。
ぼくは今回は参加できなかったのですが、とても面白そうな発表がおおく、スライドを見ているだけでも参考になります。2012年に打ち上げられたアメリカのNuStar衛星の観測結果も続々と報告されていて、エキサイティングです(NuStarは10 keV以上の硬X線とよばれる、いままで検出が難しかった光も、鏡で集光することで高感度のイメージングができるのが特徴)。
なお、やや旧聞ですが8/27にNuStarのはじめてのGuest Observer Program (GO1)がアナウンスされています(世界に開かれた天文台として観測提案=プロポーザルを受け付けて、ピアレビューによって準位付けをして、上位のものだけが採択されて実際に観測されるというプログラム)。プロポーザルの締め切りは2014/11/27。ぼくは今日、最初のプロポーザルを書き終えました。できればもう一つ用意したいところです。