Homebrewのtapを公開しました brew tap yuasatakayuki/hxisgd

ぼくが作成した(一部かかわった)ライブラリなどをMac/Linuxで簡単にインストールできるように、パッケージマネージャ「Homebrew」で使えるtap(プライグインレポジトリのようなもの)をgithubで公開しました。これで、コマンドライン一行で次のようなライブラリを簡単にインストールできます。(tap名はいま参加しているプロジェクトの名称です)

1. tapを取り込む

以下を一度だけ実行してください。

` brew tap yuasatakayuki/hxisgd `

2. インストールしたいライブラリをbrew installする

tapを取り込んだ後は、通常のbrewでのインストールと同じように、

` brew install (パッケージの名称) `

とするだけで、取り込んだtapに入っているパッケージがインストールできます。

2013年12月2日時点では、yuasatakayuki/hxisgdから以下のライブラリがインストール可能です。

  • ccsdslibrary (人工衛星で使われるCCSDS SpacePacket形式のパケットを操作するためのライブラリ)
  • cxxutilities (C++用のユーティリティライブラリ。StringやThread、TCPSocketなど)
  • rubyfits (天体の観測データでよくつかわれるFITS形式のファイルをsfitsio経由で操作するためのRubyバインディング)
  • sfitsio (山内千里さん製のFITSライブラリ)
  • sllib (山内千里さん製のFITSライブラリ)
  • smcplibrary (日本の科学衛星で使われるSMCP形式のパケットを生成・解釈するためのC++ライブラリ)
  • spacewirermaplibrary (SpaceWire/RMAP通信の各種機能を提供するC++ライブラリ)
  • xmlutilities (Sakuraiくん製のxerces-c++/NSXMLのラッパー)

たとえばSpaceWire/RMAP Libraryをインストールしたい場合は、

` brew install spacewirermaplibrary `

とするだけで、依存しているCxxUtilitiesやXMLUtilitiesも一緒にインストールしてくれます。

tapで取り込んだパッケージを更新したい場合は、通常と同じように brew update
すればいいみたいです。

3. 参考文献

Homebrewについては、

を参照してください。tapについては、

などを参照してください。