All Stories
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シリーズ第二弾。ボストンの地下鉄Red Lineでの何度かの移動の間に、サラッと読めてしまいました。
今回も、sitとshitみたいに日本人にありがちな発音間違い(しかも卑語に聞こえる、たちの悪い間違い)や、日本人が知っておかないといけないアメリカでの振る舞い方(チップ、ボランティア、etc)・教養(真珠湾攻撃、キング牧師)などなど各方面のトピックが盛り込まれていて、勉強になります。アメリカ(や、他の欧米文化圏)から見たときに特異にみえる日本の文化や慣習(とくに、ぼくにとっては個人的に日本の学校が醸成する閉じた文化、たとえば上下関係や制服、教師の他文化についての無教養の異常さ)が、第一弾より多く指摘されているように感じました(この本の初出は、日本がバブルの余韻でそれなりに華やかだった90年代初め頃。そこから20年以上経過しても、結局日本の国際化(別に国際化しなくてもいいんだけど、自分たちの事を相対化して見られるか、という能力)は、一般人レベルではほとんど進展していないように感じられて、なんというか、やるせない感じがします)。
英語の単語帳や文章集では見いだすのが難しい、自分の中にしみ込んだ文化と他文化の一例としてのアメリカ文化の差異を、軽妙に浮き立たせてくれて、おすすめです。原作者の岡田さんのfacebookでは、最新刊の情報などがタイムリーにアップされているようです。
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ブックオフで100円だったので買って読んでみました。Life Hacker(日本語版)等で紹介されている、仕事や遊びをおもしろくしたり、効率化したりするためのアイデア集の雰囲気で、目次と、太字で書かれたところだけサッと眺めるだけで十分な内容でしたね。代官山の蔦屋みたいな「オシャレ系」の本屋に並んでいるといかにも「イケてる人はこれを読んでる」みたいなイメージで並べられていることもありますが、中身がない本が多いように感じます(あとはよくある「なぜ○○の△△は××なのか」系も)。
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不夜城シリーズが完結した。ボストンに向かう飛行機の中で、一気に読み終えてしまいました。Part IIの鎮魂歌と比べると、主人公の業や凶暴性、変態性はマイルドになっていて、刺激は抑えめかもしれません。劉健一のキャラクタ性は、Part Iからずいぶん進化していて、もはや何も感じないコンピュータプログラムのような雰囲気。最後には死んでしまいますが、その描かれ方もあっさりしたものです(もともと不夜城シリーズで人が死ぬときの描写は、それがストーリーの根幹に関わる重要人物でも、いつもあっさりしていて、それが物語の冷たさを醸し出していたように感じます)。
ふとした事からハマった馳星周、世間の流行からはずいぶん遅れていますが、2013〜2014年を代表する作家となっています。
BibDeskを使って論文の管理をします。TeXで論文を書くときに、bibliographyを自動で作成できるので便利です。マニュアル(手作業)でのbibliographyの作成は人生の無駄なので絶対に何かのソフトウエアを利用しましょう(BibDeskに限らず、Sante等いろいろなソフトがあるので、使い勝手や趣味でどれにするか決めましょう)。 BibDesk [browser-shot url="http://bibdesk.sourceforge.net" width="450"] Sante [browser-shot url="http://www.thirdstreetsoftware.com/site/SenteForMac.html" width="450"] ADSから論文のBibtex情報をとりこんでエントリを作成する 1. ADSで目的の論文のページを検索&表示し、下の方にある「Bibtex entry for this abstract」をクリックする。 2. Bibtexの情報が表示されるので、Command+A → Command+Cで全て選択してコピー。 3. BibDeskのウインドウで、論文情報がリスト表示されているところをクリックしておき(どの論文が選ばれていても上書きされるわけではないので問題ありません)、Command+VでコピーしてあったBibtex情報を貼付ける。すると、自動的にそのBibtex情報がパースされて、新規エントリが作成される。 4. あとは、citekeyを自分のnotationにあわせて変更するため、Returnキーを押して詳細情報のページを表示。論文PDFをサイドバーにドラッグ&ドロップすればPDFへのリンクを登録しておけます。 TexのBibliographyを自動作成する 1. BibDeskでSave As等すると、.bib形式のファイルが書き出せるので、それをTeX側で読み込ませます。たとえば、bibtex_library.bblとして保存した場合、Texのソース内で、以下のようにしておきます。 \bibliographystyle{mn2e} ←ここは論文ジャーナル側から提供スタイルファイルを読み込ませる...
自分でドキュメントを書くときの記法をkramdownに統一しようと考えています(MediaWikiに慣れていますが、表やcross referenceが大変なので、そろそろ潮時かと思っています。Yamadaくんのオススメでrestructured textも考えましたが、syntaxが不自然なのでぼくは受け入れられませんでした)
インストール
Homebrewで簡単にインストールできます。kramdownという実行形式がインストールされるので、これにMarkdown形式のテキストファイルを与えて実行するとHTMLテキストが出力されます。
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brew install kramdown
AStyleFormatterプラグインを使うと、Sublime TextでC++/C言語、Java等のコードを整形できるようになります。
インストール
PackageControlでインストールできます。「Shift+Command+P→Install→Astyleと入力してReturn」でインストールできるはずです。
使い方
C++やCのソースを開いた状態で「Contol+Option+F」で整形が実行できます。
Javaスタイルに設定変更
ぼくはJavaから入ったので、ANSI/K&Rスタイルは気持ちがよくありません。とくに{}の位置がifやforの次の行に来るのは行数の無駄なので、Java-styleに設定変更します。
Two-in-oneで印刷された文書をスキャナで取り込んだとき、偶数と奇数のページの回転が正しくなく、それぞれ+90°と-90°に回転してマージする必要が生じました。PDFtkを使えば以下のように、偶数ページと奇数ページを別々に回転処理してからマージできます。
回転は、oddやevenの後に付いているR(時計回り90°回転)やL(半時計回り90°回転)で指定しています。
マージには、pdftkのshuffleコマンドを使います。ファイルAとファイルBを指定し、shuffle A Bとすると、「Aから1枚、Bから1枚、Aから1枚、Bから1枚、、、、」という結合処理をして、outputで指定したファイルに結果を書き出してくれます。
いやー、便利!
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pdftk Document.pdf cat oddR output Document_odd.pdf
pdftk Document.pdf cat evenL output Document_even.pdf
pdftk A=Document_odd.pdf B=Document_even.pdf shuffle A B output Document_rotated.pdf
この投稿の内容は「cfitsioで16-bit unsigned integerを扱う例」のエントリでより詳しく解説していますので、参照ください。
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明日からのつくば出張のため、夜のうちに移動。何年か前に友人にもらったこの本を読んだ。古淵からの横浜線→町田→小田急線→新宿→中央線→東京の間でちょうど読み終えられる分量。結局、この本に書かれている事はタイトルでほぼ表現できてしまっているのですが、それでもいくつかは参考になる記述がある。(自分のことは置いておいて)組織や他人の仕事の進め方を見ていて普段モヤっと思っている「こうしたらいいんだろうな」とか「このやり方を変えればいいのに」という感覚的なことがらを、言語化してくれていることがこれらの本の価値なのかもしれませんね。
主に富ヶ谷のフレッシュネス1号店がどう作られたか、フランチャイズで規模を大きくしていくときに何に気をつけているかが書かれています。駒場の裏にあったフレッシュネスバーガー(1号店のこと)はぼくも大好きで、学生時代によく通っていましたが、こんな背景があったなんて全然知りませんでした(ほか弁を創業した人が自分で作った店で、外資ではないんです。てっきり外国のチェーンかと誤解していました)。今住んでいる待にはフレッシュネスバーガーがなかったので最近ご無沙汰していますが、設立の経緯とコンセプトを知って、また通ってみたくなりました。
20140105読了
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年末の読書タイムという事で、2日で読み終えました。ちょうどぼくが入社試験を受けた頃の社長の、ソニー時代のお話がメイン。グーグルで何が必要だったかに付いては、例によって守秘義務があるのか、公式情報を超える情報は書かれていません。日本の企業が抱える問題については、JAXAでの3年間でぼくが実感したことが、ソニーを例に具体的に言語化されていて、そうなんだよなーと思わせられます。
20131231読了。
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2012年の総選挙前に書かれた本。教育に投資すべき、老人向けの社会保障はカットしてもよいのでは、等、若い人たちが知って争点にしないといけないようなことが挙げられている。
20131218読了
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この3年間で、いろいろな国の人と仕事をさせてもらった結果、なんとか英語で仕事を進めるための意思疎通ができる自信はつきましたが、やっぱり英語ネイティブの人同士が話している会話はほとんどわかりません。一因であるところの慣用表現の知識不足を少しでも補おうと思って、この本を読んでみました。ありきたりなアプローチかもしれませんが、マンガの中に日常的に用いられる表現を紹介してくれているので、使い所(どういう時にそのフレーズが登場して、ノンネイティブの人がわからない/誤解するのか)が体感できます。今度、1ヶ月ほどアメリカに行けることになったので、この本で見たフレーズを折を見て会話の中に差し挟んでみようと思います。
20131210読了。
Rubyのヒアドキュメントは高機能(ruedapさん)という エントリで、Rubyのヒアドキュメントにおいて、終了ラベルのインデントを無視するオプションが紹介されていました(<<EOSではなく、<<-EOSのように、開始ラベルの先頭にマイナスを付ける)。知らなかった、、、。天体のデータ解析スクリプトをRubyでメタ的に生成する際にヒアドキュメントを多用する場面があるのですが、これが使えるとややソースコードが見やすくなりますね。
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for i in 0...3 do
puts <<-EOS
ABC
DEF
GHI
EOS
end
SPEXでもXspecのdummy同様、モデルだけをプロットしたいときに使用するdummy response的なものがあります。
Xspecでのdummyrespコマンドと似たような、エネルギーグリッドを変更するためのコマンドはegridです。
` egrid (log/lin) (energy lower limit) (energy upper limit) (number of bins) `
理解した順番に書き足していきます。 プロット関連 モデル関数だけプロットする(plot model in Xspec) 1 2 3 4 5 6 7 plot device xs <= プロットデバイスをX Windowに設定 plot type model <= モデルだけプロットする設定 plot y lin plot x lin...
FITSファイルのヘッダキーワードのなかには、階層構造を表すためにHIERARCHという接頭辞がついているものがあります。たとえば、APECのデータファイルのHIERARCH INUM_DENSITIESなど。
ぼくが作成した(一部かかわった)ライブラリなどをMac/Linuxで簡単にインストールできるように、パッケージマネージャ「Homebrew」で使えるtap(プライグインレポジトリのようなもの)をgithubで公開しました。これで、コマンドライン一行で次のようなライブラリを簡単にインストールできます。(tap名はいま参加しているプロジェクトの名称です)
1. tapを取り込む
以下を一度だけ実行してください。
` brew tap yuasatakayuki/hxisgd `
数日前、2012年の正月に生協のセールで購入したiMac (Mid2010) 27inchのHDDが壊れてしまいました。電源を入れると、灰色の画面にプログレスバーが表示され、数時間待っているとバーは100%まで進むのですが、そこで電源が落ちてしまい起動しません(内部ではHDDのリペアをやっているようですが、成功せずに終了してしまう状態のようです)。
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ほとんど移動することが目的になっている旅行本。ロシア、中国、中央アジアくらいまでは、切符の買い方や列車の進み方、駅での停車の仕方について延々と記述して字数を稼いでいるわりに、ヨーロッパに裂かれるページ数は少ない。文化や地理的な特徴についての言及は少なく、これまでの下川さんの本が好きな読者に、同じようなテイストの移動記録を提供することだけが目的のようにみえる。普通の人はこの本を読んで、旅行に出たいなと思わないんじゃないでしょうか。せっかく数ヶ月の時間をかけるのだから、それぞれの通過国についてもう少し関わり合いをもって、もう少し文章の深みを増やせればおもしろいのに、と感じた。
関係ないですが、最近tanuroくんことsatoくんが、ブログに書評を掲載しています。ぼくが好きなジャンル(紀行文やエッセイ)より幅広い本と出会いたい人はこちらを参照してください。
ウェーブローグ
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